いろいろ

ダイビングの功績 ー 取り柄がなくてもいいじゃないか。

一応私は、建築業界の営業マンの端くれである。

工事現場に出入りし、完全に男性に混じり仕事をしている。

経験が豊富とは言えない、愛想がいい訳でもない女の私が生き残っていくには、やはり知識で勝負したいところだが、付け焼き刃の知識で太刀打ちできるほど、建築の世界は甘くない。

それでも自ら追い込む癖なのか、見えない楯を目の前に置いているつもりで敢えて厳しい世界に身を置いてしまっている。

今に限らず、今までの人生を振り替えると、とにかく虚勢を張って生きてきた。
強くて出来る女を演じていた。たいして中身は伴わないのに。

だからこれもあれもと手を出して、人よりもスペックを上げることを常に念頭においていた。

だがダイビングを始めることにより、その虚勢は呆気なく足元から崩れることとなった。

今の私がダイビングの最中に虚勢を張ってしまったら、命に関わると重々承知しているから。
そこまでバカではない。

今までの人生何が起きようとも、バツがつこうとも、どこ吹く風みたいな顔して生きてきたが、ダイビングの最中は小さなトラブルが起きただけで、そりゃあもう恥も外聞もなく、みっともなさ全開で他人に助けを求めている。

とあるポイントでスノーケルでの水面移動が長い場所があったとき、インストラクターさんが、「ありおなさん、水面移動得意ですか?」と聞いてきた。

え。得意ですか?

得意ですか?って… そう聞く?

 

「私、ダイビングで得意なこと、ひとつもないですけど。」と、咄嗟に答えた。

そうか。
私はダイビングに関して全く取り柄のない女なのだ。

うすうす気がついてはいたが、言葉にしてしまうと、ずずーんと重石のように認識せざるをえなかった。

あはははは。なんか笑える。

そんな状況は、これまでの自分の生き方のスタンスとは大きく違っていて面白い。
今までの虚勢を張った生き方の根本から揺るがしてしまった。

取り柄がなくたって、色々楽しめるんだな。

そう考えると、

女だから。知識が足りないから。経験が足りないから。

だからって強がって虚勢を張るよりも、自分の知らないことを素直に聞ける柔軟さがあった方が、どんだけ人生の幅が広がるかという話だ。

私は、ダイビングという自分が苦手とする分野に自ら足を突っ込んだことで、人生観まで変わってしまった。

だから、ダイビングは面白い。

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コメント

    • K
    • 2019年 8月 19日

    はじめまして。
    ダイビングのライセンスを取ったものの、全く潜らず、初心者のくせにブランクダイバーになってしまった者です。
    こちらの記事を読ませていただいて、ダイビングをもう一度楽しんでみたいと思えました。

    今後のブログも楽しみにしています。

      • arionax
      • 2019年 8月 19日

      Kさん
      コメントありがとうございます!!嬉しいです!!!

      ぜひまた海へ潜ってみてください。
      きっと新しい発見があると思います^^

      またどうぞよろしくお願いいたします。

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