ダイビングログ

海底で、四則計算をしてみた。【ディープ・スペシャルティ】その1

相方ケンジは、レスキュー・ダイバー取得から更にマスター・スクーバ・ダイバーへと順調に推し進めている。

 

私はAOW取得の後は特にライセンスを取得する気はなかったのだが、今後どんなポイントへ行くかわからないので、最終的に40m近くまで潜る講習があるディープのスペシャルティだけは取得しようという話になり、今回久々に講習を受けにダイブしてきた。

 

 

場所は、逗子の小坪マリーナ。
逗子=ヨットという勝手なイメージがあり、そこでダイビングができるというのを知ったのはつい数日前だった。

 

ディープ・スペシャルティー取得のために必要な講習は4回。
そのうち1回はAOW取得の際にクリアしているので、今回は2、3回目の講習になる。

1回目は確か、光が弱い海中での色の見え方の確認のみだったので、割と余裕だったはずだ。

 

 

ボートの出航前に、この後のダイビングのブリーフィングを行っていた時のことだ。

 

「今回は、海底で四則計算をしてもらいます。」

 

し、しそくけいさん・・・ シソ・・クケイサン・・・

 

ただでさえ私の水中脳は、鳥とか昆虫よりも劣っているのに!

 

もう、自分の身に降りかかっていることを受け止められなかった。
私は、完全に血の気が引いていた。

 

 

今回の講習の内容としてはこんな感じだった。

1、まずは陸上での平常時に、計算をしてもらう。その際、計算にかかった時間も記録する。

2、しばらく水深25m程度の海底で過ごし「窒素酔い」の状態になったあたりで、全く同じ問題をやってみる。同じく、計算にかかった時間も記録する。

3、エグジッド後に計算の結果やタイムを比較し、「窒素酔い」の状態だと思考能力がどのように低下するかを検証してみる。

 

 

工程1の休憩室で、相方ケンジが先に計算している間、私は完全に平常心を失いひとり狼狽していた。

 

「はい、ありおなさん、どうぞ!」

 

計算がかかれたボードを渡され、ストップウオッチがONになる。
ひゃああああどうしよう!!!

その結果がこれだ↓

まさかの不正解だった。
地上にいながら、水中脳レベルだった。情けない。

 

更にこの後、海底で同じ計算をしてタイムを計るという。
なんせ地上でできないことが、海底でできる筈がない。

 

「すいません、たぶんエア切れになりますけど・・・」

 

と、インストラクターに泣きついたが、あっさりスルーされた。

 

 

そしていざエントリーしてみると、春濁りの時期なのか想像以上に視界が悪い。
透明度1~3m前後といったところか。
前が見えないというのは、やはり怖い。

 

恐怖心を押えなくては、自分は何をしでかすかわからない。
ここは、まず心を無にしよう。

何も考えないようにしながら、ひたすら前を行くダイバーについていく。

 

 

突如、海底で計算タイムが始まった。予想外だった。
私は心が無のままに計算ボードを受け取り、計算を始めた。

そしてその結果がこれ↓

先ほどと違い、正解しておりタイムまで縮んでいる。
(当然ながら、先ほどと同じ問題といっても答えは覚えていませんでした)

 

実は、「計算をすること」「いつも通り大慌てすること」を忘れていたといえる。
今思えば、それこそが「窒素酔い」なのかもしれない。

 

もう私は、永遠に「窒素酔い」していた方がいいのではないだろうか、と思えた瞬間だった。

 

→水圧実験・海底で北海道クリームシチューと記念写真【ディープ・スペシャルティ】その2 へ続く

 

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