いろいろ

スキューバダイビングなんか絶対にやりたくない人の拒絶が、必死過ぎて凄かった件。

先日、会社の男性(30代)が、語っていた。

体験ダイビングをやろうと奥様から誘われたが、「死んでもやるもんか!」と断固拒否し、挙句の果てにダイビングと関係ない話にまで発展させて、奥さんを論破して泣かせた、とのこと。

彼の奥さんは、昔の体験ダイビングの経験がとてもおもしろかったようで、たぶん何気に旦那さんを誘ったんだろう。
そしたら100倍返し位になって返ってきたという、なんとも気の毒な話だ。


参考までに、その男性にとってダイビングの何がそれ程までに嫌なのか、と聞いてみたら、まあ話が長かった。


【山なら】周りに空気がある。
【山なら】困ったことがあっても、会話ができるから意志疎通ができる。
【山なら】器材に自分の命を一任、ということがない。
【山なら】津波が起きてイチコロ、ということがない
【山なら】クマが出たとしても逃げ場所がある。 サメがでてきたら逃げられない。


そんな感じで、なぜだか比較の対象が「山」のヘリクツが止まらなく、普段、山登りなんてしない人から「山」の安全性を、口角泡を飛ばしながら、とことん説得された。

そこまで必死にダイビングを拒絶する姿勢に、凄みすら感じた。


自らを、そんなリスキーな場に好き好んで行く奴の気がしれない、
世の中もっと楽しいことはあるはずだ、
ダイビングさせようなんて俺を殺す気か、

と早口に、息まで荒げていた。


いや、私はアナタを絶対にダイビングに誘うことはありませんので、大丈夫です(笑)

 

そんな彼の姿は、

飛行機は鉄の塊だろ!
そんなものが空を飛ぶなんて、おかしい!
ワシは絶対に乗らん!

って言っていた、まるで数世代前の頑固な爺さんのようだ。


「海が相手だから」という理由以外は、

命を預けることになる器材が信用できない

名前も知らない誰かがメンテした器材なんて信用できない、

 
というように、原因を突き詰めていけば、それはアナタの「人間不信」という側面もあるんじゃないですか・・・?

なんだか根っこの深そうな問題にぶち当たりそうだが、面倒なので追及はしない。


私の友人は、ハワイでの新婚旅行で 旦那さんと 体験ダイビングをしたところ、なんと自分だけ空のタンクを背負わされており、潜る直前で気が付いたものの、もう気が気でなくて、潜っている最中も全然楽しめなかったらしい。

一度もダイビングを経験したことのない人に、その仕打ちは確かにひどすぎるし、そのショップは随分なことをやらかしてくれたな位に思う。
だからもう二度とダイビングなんかしたくない、と言う彼女の気持ちもよく理解できる。

ダイビングは、拒絶の振り幅が大きいアクティビティだ。

バンジージャンプ程じゃないだろうけれど、絶対にイヤ!やりたくない!って思ってしまうと、そこを打ち崩すことはなかなか難しい。
周りがやらせようと躍起になるほどに、ますます抵抗するだろう。

そして最初の予備知識を集めるときに、ダイビングに懐疑的な人ほど、そういう情報を多く集めてきてしまうものだ。

結局、自分がダイビングを始めない方がいい理由ばかりを、探してしまう。


ダイビングを断固としてやらないのも、ダイビングにとことんハマってしまうのも、 何かしら見えざる理由があって、 もうその人に予め用意された人生の岐路みたいなものかな、とすら思っている。



私はほぼ予備知識がゼロの状態で、「はいアナタ。今からライセンス取得してください」と、強引な大人たちに海に沈められたからこそ、訳も分からず余計な抵抗もできずに、今に至った。

もう、天が用意してくれた素敵な成り行きと、自分の危険予知能力の無さに、心から感謝している。


今となっては、ダイビングをすることでしか得られない貴重な数々の体験は、それはもう「人生のボーナスステージ」のようだと思っているので。

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