photo by KENJI instagram
【初島イルカフィーバー?】サプライズだらけの100本記念~その1 の続き
ニシマトポイントでイルカのタイミングを逃した私たちは、気を取り直して別のフタツネポイントで準備をしていた。
私にとって、この2本目がジャスト100本になる。
いざ自分が100本の節目を迎えてみると、ちょっと嬉しい。
いや、かなり嬉しかった。
人よりも劣るダメダイバーだからこそ、悔しい思いもしたし、もう死ぬかもと思ったし、100本というのは私にとってはかなりの重みがあった。
ダイバーとして100本の経験は、本当にたいしたことのないお子様レベルだが、黙っていても勝手に来てしまう誕生日なんかより、今の私にはものすごく感慨深い。
◇
それまで他の人が○○本記念!なんてよくやっているのを見て、「そんなにおめでたいことなの?」と、実は冷ややかな目で見ていた。
ちょっとネガティブな余談になるが、私はかつて、自分のことを「アニバーサリー嫌悪症」だと思っていた。(そんなものあるのかどうか疑問だけれど)
昔、家族に記念日のプレゼントを毎度ダメ出しされ(と当時は感じていた)、毎年その時期が近づくたび、ものすごく憂鬱になっていた。
そして私は、人の誕生日を忘れるクセがあるようで、それが発端で戸籍にまで影響する事態へ発展させたこともある。
だから、記念日を祝う風習なんてものは面倒だから世の中から消えてなくなればいいのに、自分の誕生日だって何もしてくれなくてOK、とすら思っていた。
しかし、そういう天邪鬼な性格は、ここ数年でだいぶ改善されたようだ。
この変化は 、間違いなくダイビングのおかげだと思っている。
100本、おめでとう!と言ってもらおう!と素直に思える自分が、ちょっと意外だった(笑)
◇
2本目は、前回も潜ったフタツネポイントから。
最近のお気に入りであるジョーフィッシュ(上写真)
マンガで描いたような顔としばらくにらめっこしてみる。かわええ・・
先ほどのイルカポイントと違って、たくさんの魚影を楽しみながら進んでいく。
すると、突然ガイドさんからストップがかかった。
「ウエイト軽くないですか?」と水中ノートに書かれている。
????
私、海底にひざついてますけど。
ウエイトは足りてる、はず。
が、自称ダメダイバーは自分の判断に自信が持てない。
自分の何かがいけないから、ウエイトが軽い、と思われているんだ。
ぶしゅーとBCの空気を抜いてみた。
そしてさらに「ウエイト足しますね」と書いている。
え?意味がわかんない。
なんでなんで?
◇
すると突然、相方の方から何かを渡された。
「100本記念!」と書かれたログタンクだった。
続いて、やたらと達筆な、大漁旗のようなダイビングフラッグが出てきた。
だ、誰がこれ作ったの?
このカエルアンコウは、どうしたの?
ヤバイ!!かわいい!!

この一連の状況が理解できなくて、頭の中がグルグルしだした。
やばい、エアが。エアが減る。
◇
この「ウエイト足しますね」のくだりが理解できていなかったのだが、このログタンクが「足されたウエイト」の意味だった。
ちなみに地上ではそこそこ重さがあるのだが(約500g)、海中で渡されてみたら、浮力で全く重さを感じられなかったため、相方ケンジが思い描いたシナリオは、少しツメが甘かったようだ。(笑)
amazon ログタンク【商品の説明】
誕生日や100本記念など、記念ダイビングの贈り物にぴったりの一品。シールはダイビングデータを書き込めるので、ダイビングの思い出を色あせずに残すことができます。,◆材質/アルミニウム◆サイズ/直径25mm×高さ92mm◆ボディカラー/シルバー
海底ではとにかく驚いてしまったが、じわじわと嬉しくなってきた。
やったー100本クリア!
大満足でエクジットの後。
予定していなかったけど3本目、どうする?
と話していたところ、例のイルカポイントでのダイビングを終えた若い子達が、車から弾けるように降りてきた。
その様子を一目みただけでわかる。イルカが大当りしたらしい。
今すぐ、行った方がいいって!と急かされた。
でも、イルカが出なかったら、ただ薄暗い海で待ちぼうけだ。
ん〜、賭けてみるか。
私たちは再度イルカポイントへ向かった。
【イルカと泳げる島・初島で】サプライズだらけの100本記念~その3 へ続く
100本 おめでとうございます!(^^)!
続きをわくわく待ってます!
きくりんさま
ありがとうございます!
ほんの少しだけ成長しましたw