【初島が熱い】サプライズだらけの100本記念~その2 の続き
周囲の目につくダイバーを見ていると、皆、思いがけないイルカとの戯れで、完全に熱に浮かされた様子だ。
皆、やたらと饒舌になって、自分たちの幸運をたたえ合っている。
こんなにダイビングセンターが賑やかになっているのは、初めてみた。
ダイビングに「勝敗」なんてないはずだが、今回ばかりは意識してしまった。
イルカに絡まれていないのは、もしや私達だけだろうか・・・?
◇
私と相方以上に、この状況を良し、としていなかったのが、ガイドさんだった。
ガイドさんの背中から、悔しさが滲んでいる。
商売としてやっている以上、当然「イルカ実績」を積みたいはずだ。
今、この状況は、ダイビングショップとしての命運がかかっているのかもしれない。
ガイドさんは鉄砲玉のように島を走り回り、いろんな人から情報を収集してきてくれていた。
都心で働く佐川の男よりも、はるかに機敏な動きだ。
この方は、水陸両方使いなのか。
海で働く男の商魂を、垣間見た気がした。
◇
再度、イルカポイントへ来てみた。
おっ!! 近い!!
朝の1本目に見た時よりも、岸に近いところでイルカ達は飛び跳ねていた。
とはいえ。
2本目の100本記念で盛り上がってホットになったこの気分を、またイルカを外して薄暗い海で沈静して帰りたくはないよなあ・・・
なんてぼんやり考えていたら、もう皆、ザバザバと海にエントリーしている。
早いよ。もう(笑)
今すぐ行きますって。
◇
ゆるゆると泳いで15分くらい経っても、まだイルカの姿は見えない。
また今回も不発か・・と、少し諦めていた。
そういえばさっき、イルカは超音波に反応するとか、誰か言ってたな。
なんなら、自分から超音波を出せばいいんだ。
どうせ暗い海で待ちぼうけなら、遊んでいようっと。
イルカよ、来い!
きー。ぴー。
モスキート音みたいなものを、発しているつもりになって、気を紛らわしていた。
◇
そして、それは突然やってきた。
どこからか「キューキュー」みたいな音が聞こえたと思ったら、突如視界に二匹のイルカが飛び込んできた。
何度か現れては私たちの周りをくるくると周り、もう手をのばせば届くところを泳いでいる。
ペアの動きがぴったりで、イルカのショーを目の前で見ていたよう。
その時のことは、もう言葉にならない。
驚きなのか、感動なのか、感謝なのか。
大袈裟だけれど、ああ、人生ってこういうことが起こるんだ、くらいの衝撃だったのだ(笑)。
勝手な妄想でしかないけれど、イルカがとてもフレンドリーなオーラを出してくれているような気がした。
私の100本記念、というのにはおこがましいくらいの素敵なサプライズをいただいた。
その時の、相方が撮影した動画はこちら↓
◇
それからというもの、目をつむるとイルカが出てくるという事態が続いている。寝つきが悪くなったともいうのか(笑)
そして今回、私と相方に、ド根性でイルカを見せていただいたダイビングショップはこちら↓↓
→ 初島ダイビング・初島体験ダイビング・熱海ダイビングのマリンボー
【女性一人・ダイビング】で初島へ初めて私一人で出向いた時にも、お世話になったショップで、女性一人でも安心。
そしてこんな素敵な巨大クッキーまで用意していただいて、感激しすぎてヤバかったです。
山田様、色々とありがとうございました。

この記事へのコメントはありません。