初心者ダイバー

【海とぷ祭り・伊豆半島編】やりきれないダイビング&初心者パニック 〜その2

前回の続き

 

突如海の中で響き渡った叫び声で海面を見上げると、今まで一緒にいたはずのあの男の子が海面に浮いていた。
その叫び声は、後ろから緊急事態を知らせた相方の声だった。

 

インストラクターが海面に向かって、急いで浮上する。

 

なにがなんだか、さっぱりわからなかった。

 

 

結局、残りの人達も浮上するように、との合図で海面にゆっくり向かう。
ダイブコンピューターを見ると、潜ってから10分で終わっていた。

結局、インストラクターの判断で今回のダイビングは中止となり、そのまま全員待機していた船に乗り込んだ。

 

 

さて。
いったい彼に何が起きたのか。

あえなくダイビング続行中止となってしまった同じチームの私たちは、理由を知る権利くらいあるだろう。

 

インストラクターから理由を聞いてみると、
どうやら「船酔い気味で潜ったところに、レギュから水が入った」とのこと。

 

ん??

 

なんですと??

 

ななな、なんですと???

 

 

事の一部始終を後ろから見ていた相方ケンジいわく、

彼は口元で手をアワワワさせながら、水深20mから一目散に海面に上がったとのこと。
人はこんなに慌てるのか、という程にとんでもない慌てようだったらしい。

 

海面に駆けつけたインストラクターは、レギュもシュノーケルもくわえる事なく海面で呆然としている彼を見たので中止を決めたとのこと。

ある程度の水深からの急浮上が相当危険なのは、言うまでもない。
何より、無事で良かったと思う。

 

 

そりゃ気持ち悪いところに口に海水が入ったなら、びっくりするかもしれない。
だが正直、経験本数制限があったはずのこのポイントで、ログすらつけていなかった彼はその条件を満たしているようには見えなかった。

 


ただ、問題はそこではない。

 

彼の彼女は、まるで他人事のようだった。
具合の悪い彼に対して寄り添う事もなければ、「大丈夫?」の一言もない。

 

彼、あんなに頑張ってアンタのこと写真撮ってたでしょ??

 

彼女は視線を宙に浮かしたまま、ぼんやり座っている。
そのうち、彼女は寝てしまった。

 

いろんな意味で、こんなにやりきれない気持ちになったダイビングは初めてだ(笑)

 

 

そのままその二人とは、海からショップに戻ってもなんの会話もすることがなかった。

ログブックにコメントを回し書きして下さい、と言われても二人はスルーだったが、唯一、救助の一旦を担った相方ケンジにだけは、当本人の彼からコメントがあった。

 

 

「おつかれさまでした」

 

ウケる(笑)
アンタもおつかれ。

 

本当に謎なカップルだ。
その一言に尽きた。

 

 

このダイビングで今回の旅が終わりだったとしたら、私たちも相当フツフツとしていたかもしれない。

 

次の日に別のダイビングポイントでの予約があったので、その道中、謎のカップルネタで散々盛り上がらせてもらったのは言うまでもない(笑)

 

 

それくらい、今回は許されるだろう。

 

 

※ 写真は沖縄の風景で、内容とは関係ありません^^

 

 

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