私と相方ケンジは、基本旅行で滞在するホテルのグレードには、さほどこだらない。というより、むしろ多少の不自由さを楽しむ傾向にある。
綺麗で設備の整ったホテルだと「なんだか快適すぎてつまらない・・・」と思ってしまうくらいだ。
ラグジュアリーよりユニーク、快適さよりも普段できない体験の方がいい。
◇
というわけで今回の旅行で選んだのは、マクタン島マリバゴにあるKontiki Marina(コンティキマリーナ)。
口コミを読むと、お湯の出が悪いとか虫が出たとか、目の前の道が舗装されてないとか、想定範囲内のことはちゃんと書いてある(笑)。
だからか、日本人の旅行客は少なそうで価格も安い。
そしてこのホテルの中で一番いい部屋をチョイスしていた。なぜならソファーもテーブルもビーチベットもついた、まるで海の上にいるような感覚の広いバルコニーが付いていたから。
そして、なによりこのホテルにはダイビングセンターが併設してある。(写真のPoseidon Diveとは別)
まさにダイバーの為のホテルだ。
◇
初日私達は、セブマクタン国際空港からタクシーで20分ほどかけてホテルに到着したのが16時少し前だった。
フロントで交渉するとその時間からでも、ガイドをつけて一本潜らせてくれるという。やったー!
相方ケンジの希望だった「かけつけ一本!」が叶った形となった。
私達が英語が堪能では無かったため、ここで日本語ができるスタッフとやらが現れた。
マリちゃんという、お腹がでっぷりしていて歯が数本足りない、愛嬌のある可愛いおっさんだった。
え?この人インストラクター?
若干の不安が押し寄せる。
マリちゃんのたどたどしい日本語で、器材の有無やダイブの希望を打ち合わせる。
OK? GO!!
いざダイブ!
インストラクターはマリちゃんではなく、きちんとした青年だった。
きっちりこちらの要望を聞いていただき、ホテル目の前のビーチからエントリー。
希望通りのダイビングをすることができた。
◇
ちなみに、このホテルでのダイビングは器材レンタルまで含み一本2500ペソ。(日本円で約5000円強)
今回はそれプラス、マリちゃんフィーが加算されていた(笑)
インストラクターとのやり取りは英語だったけれど、海に潜ってしまえば世界共通のハンドシグナルで問題なく通じる。
ダイビングに国境は関係ないのだなぁーと、改めて思った瞬間だった。
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