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今回滞在したKontiki Marina コンティキマリーナには、表通りから海に向かって奥まった位置にあった。
しかもそのホテルに続く道は舗装されていなく、といっても、日本のそれよりもはるかに悪路で、車に乗っていると思わず苦笑いしてしまうほどだ。
雨が降ると巨大な水溜まりができ、通りに出るために歩いただけで、お尻まで泥まみれになった。
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そんなホテルの敷地内に、OXYGEN(酸素)という、フィリピン料理のレストランがあった。
海もヤシの木もすぐそこ、というなんとも恵まれたオープンエアな空間だった。
昼間はダイバーで溢れているが、悪路の先にあるためか、ダイバー以外はなかなか来ないのがミソだ。
とにかく安いし美味しいし、朝昼夜ずっと営業しているので、滞在中何度も食事しに行った。
フィリピンでは定番のアドボ(炒め物)や、ホッとするサバオと言われる具だくさんスープなど、色々いただいた。
上の写真は、朝食メニューのパンケーキ&ベーコン。ヤシの木よりも高く積まれているパンケーキが嬉しい(笑)
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他にはガイドブックで人気のレストラン、マリバゴグリルも行ってみた。
日本人客も多く、またお店も観光客を相手にしすぎている感がでているが(笑)、お店の造りはいかにも南国チックで、建物の外にある小屋型のテーブル席は、とっても雰囲気満点だ。
隣にいた日本人のお兄さんたちが、「この焼きそば、うめー!」と嬉しそうに叫んでいたが、こちらとしてはとにかく料理の量が多すぎて格闘していた。
頼んだ牛のテールスープが、ラーメンどんぶりの2倍強はあり、美味しいのだけどそれだけでお腹いっぱいになる勢いだった。
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帰り道、お店の人にタクシーを呼んで欲しいと言ったのだが、お店を出るやいなや店側と結託しているらしい若者達に捕まった。
ヘーイ!シャチョーさーん!安いよ!
と、割高なタクシー(というより、一般の車)に執拗に誘う。
といっても、日本円で100~200円位の大した差額でもないので、そこからタクシーを探すのも面倒で乗ってしまった。
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無事ホテルで降ろしてもらったところで、私は暗くて足元が見えず、水溜まりにはまってしまった。
それを知ってか知らずか、その車はしばらく停まって、私達がホテルに戻る小道をライトで照らしてくれているようだった。
あの人が?まさかね…(笑)
ちょっとだけ嬉しくなって、そんな会話をしながらホテルの部屋に戻っていった。
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