南房総2日目は、館山・西川名へ向かった。
また例によって私が説明をあまり聞いていなかったのか、それとも事前に隠されていたのか、
ここのポイントは割と流れが強いことが多いらしい。
私はこの時点で、ダイビング本数がかろうじて50本というところ。
他の人の「50本」よりも、断然程度が低い「50本」であると自負している。
西川名は、いつまでも自称「初心者」でありたい私が、立ち向かえるポイントであるのかどうなのか・・・?
◇
なんだかオシャレなダイビングセンターだなあ・・とちょっとウキウキしたのだが、
割とここは何かと体育会系のノリが必要ではないだろうか。
説明を受けたあと、かなり念入りにログブックをチェックされる。
え?何か問題でも・・・?
「うちは、こういう場所なので・・・」
え・・・こういう場所とはナンデスカ?
ああ、なんかいやな予感。
心の中に黒いモヤモヤがでてくる。
誰かの足をひっぱることがありませんように・・・
◇
最初は流れに逆らって泳いでいき、帰りは流れに乗ってエントリーしたポイントへ戻るというコースだった。
ボートに乗り込んでポイントまでほんの数分。
ロープ潜行でエントリーをする。
底まで潜ってみて・・ん?大丈夫かな?
と思ったのだけど、やっぱり流れが相当あるように感じた。
不思議なことに、この日は海底の方が流れがきつかったようだ。
だめだだめだ。全然進まないーーー!!(笑)
かなり必死になって、泳ぐ。泳ぐ。泳ぐ。
一息ついて、また泳ぐ。泳ぐ。泳ぐ。
エア大丈夫なんだろうか・・・(←かなり心配)
こんなに頑張っているのに、前を行くダイバーが見えなくなるほど離されそうになる。
自分の泳ぎ方がイマイチなのは知っていたが、今回は特に思い知らされた。
◇
そんなうちに、とあるポイントについたようで写真撮影が始まった。
てか、こんな流れの強い場所で、カメラなんていじっている余裕のある人たちって・・・
なんか小さなエンジンとか付いてるの?(笑)
私はただただ岩につかまり、風に吹かれる鯉のぼりみたいになっているだけだった。
だが岩につかまり顔をあげてみると、魚たちの群れがとにかくすごい。
魚達が流れに逆らって、ただただそこに群れている。
この時初めて知ったのだけど、潮の流れが強いと魚たちの群れがとても多くみられる。
魚達が交尾していたり、その群れを狙って捕食しようとする大型の魚がいたり、
あちこちで普段潜っていても見られない面白い場面が、繰り広げられていた。
結局西川名で3本潜ったうち、潮の流れが落ち着いていた2,3本目は、
流れが強かった1本目に比べると、まるで「宴の後」状態であった。
あんなにいたお魚達は、どこかへ散ってしまって閑散としていた。
(と、いえども結構大物はいて、結構楽しんでた)
確かに西川名は面白いけど・・・面白いけどね!
もっと上達せねば(泣)
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