最近うちの会社のオジサマ達は、こんな話題で持ちきりだ。
「●●会社のサトウちゃん(仮名)、派遣さんにセクハラしたって問題になって降格されたらしいよ」
「●●会社のアベちゃん(仮名)、20代の男の子にパワハラって会社に訴えられて地方の部署に飛ばされるんだって」
「ヒヤァ〜、ヤダヤダ。怖いねえ。」
「○○部長なんか、何も喋らなくても存在がセクハラだからね!!来年にはいなくなってるな!!ワハハ!!」
「いやいや、そうやって笑っている人が一番危ないんだよ~」
オジサマ達は、社内外の誰が次にセクハラやパワハラで吊るし上げを食らうかの議論に、余念がない。
オジサマ達によるとだが、今の時代は、女性に対して「独身なのか既婚なのか」を聞いたり、女性の名前を「ちゃん」づけで呼ぶだけでもうそれはセクハラに該当してしまうらしい。
「セクハラ」「パワハラ」という言葉に、異常なまでに過敏になってしまっているオジサマ社員達は、自分の会社の真面目な事務の女性達に対しても、まるで腫れ物に触るようになってしまって、日々戦々恐々としている。
だから最近、オジサマと事務の女性社員の間に、おかしなチカラ関係が生じてしまっていた。
で、前置きが長くなったが、そんなおかしなチカラ関係に巻き込まれ、男性と同じ側の仕事をしている私までが、自分より年配の事務の女性に対して言いたいことが言いづらい。
「私の先月の休日出勤手当、なぜ出なかったのでしょう?」と。
事務の女性の失念なのか、気分なのか、それはわからない。
しかしこの出来事は、ダイビングの神様の采配に違いないと思っていた。
「海がガラガラの平日」に潜ってこいよ、ってことでしょう?
出なかった休日出勤手当の代わりに、代休をとって。
きっとそうだ。
◇
そして早速、「私、平日休めますが、海いかがですか!」とアナウンスすると、今まで三者三様の仕事のためになかなかスケジュールが合わず、2年近くも流れていたダイビング狂3人グループの予定がピタリとシンクロした。
ほら、やっぱりきたきたきた!
そして今回の行き先は、例年になく6月のこの時期でもハンマーヘッドシャークが出ているという神子元島に決まった。
◇
実は、神子元はリベンジになる。
昨年もお盆時期に神子元は行ったのだが、ハンマーは見れなかった上に、こんなハプニングに巻き込まれ散々だったのだ。
→【海とぷ祭り・伊豆半島編】初心者のパニックを目の当たりにする&謎のカップル遭遇 〜その1
→【海とぷ祭り・伊豆半島編】やりきれないダイビング&初心者パニック 〜その2
今回はなんとしても、悔いのないように帰りたい。
◇
何日も前から念入りにタイムスケジュールを確認し、3人で擦り合わせを行い、日帰りでの神子元島行きへ向けて漏れがないよう準備を開始する。
いざ出発してみると、あれだけ念入りに準備したはずが、あれも忘れたこれも忘れた、そして先日買ったばかりのGoproを家に忘れたことに気がついた。
ハンマーを撮らずに何を撮るのか。
どこまでヌケているのか、私は!
これは痛恨だった。
◇
前日まで暴風雨のためクローズしていたという神子元。
ボートは何とか出るらしいが、海中はどうなっているのだろうか。
少なくとも、かなりウネリが残っているのは違いない。
今日は自分がダメダイバーであることは返上しなくては。
あぁドキドキする。
→【神子元島】リベンジなるか?ハンマーGETめざして。~その2 に続く

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