ただの偶然なのだが、私のダイビング経験本数も、このブログの記事数も、もうすぐ100本というところまできた。
100本もダイビングの経験本数がある人はもれなく神だと思っていたが、今となっては勘違いも甚だしい。100本なんてまだ中学生レベルだった。
このブログを始める前の私は、言われるがまま海へ出向き、突き落とされ、大慌てをし、怒られ、そして反省をしながらすごすごと帰っていくの繰り返しだった。
一見ただ苦痛を味わいに行っているようで、何故かまた海に行きたくなる。
そして今すぐにでも、潜りたくなる。
どうしてなんだろう?
そのカラクリが自分でも理解ができなくて、もしかしたら文章にすることで冷静な視点で何か気がつくかも、と思い、あの悪夢のライセンス取得からのことを記事にしてみた。
けれどわかったのは、結局私はただの変態だった、ということだけだ。
だが、泳げなかったからこそ、このライセンス取得からの一連の流れは、それまでのどんなことよりも(戸籍についたバツよりも)自分の人生の中で一番大きな殻をぶち破った出来事だった。
ダイビングをするようになってからの2年間は、本当に人生が変わった、といっても大げさじゃない。
ライフスタイルが変わり、 思考が変わり、 人生の目的までが変わった。
◇
私は常々、「○○であるべき」「○○しなければならない」論者は、血管を詰まらすコレステロールみたいなもんだよな、と思っていた。
知らぬ間に血管の中に蓄積されていき、障壁を作り、その結果、血液の流れ道をふさいで自らを痛めつけてしまう。
「○○するべき」を押し通すことにより、視界を遮り選択肢を切り捨て、自らを生きづらくしているということに気が付いていない。
そんな人たちと自分は違うんだ、と思っていたけれど、「最高の人生を送るために、常に向上心を持ち、生産的な人生を生きるべき」という、まさに自分が悪玉コレステロールを抱えていたことに気が付いた。
海に潜りたい。
南国に旅行したい。
いつも笑っていたい。
最高に楽しい人生にしたい。
そのためにだったら、仕事もプライベートも頑張れる!
本当の人生の目的って、実はそんなもんじゃないのだろうか。
その目的があっての逆算で考えていけば、今まで想像もつかなかった道のりが見えてくる。
ガチガチに近視眼的になっていた人生のあり方というものを反対の岸から見てみたら、本当のそれはふんわりと大きく、温かいものだった。
◇

ということで、そろそろ100本記念として、ダメダイバーである私が思う【泳げないアナタが海に潜るべき3つの理由】を挙げてみたいと思う。
1. そもそも、泳げないことは 関係ない
泳げないなら、海底を這えばいい。(最初は浅いところしか行きませんし)
着ているベストは空気が入るしくみになっているので、浮きの代わりになります。
足を動かせば前に進みます。
あとは口にくわえる器材から息をしていればいいだけ。
2. 人生のブレイクスルー感がハンパない
「泳げない自分」という、それまでの大きなコンプレックスを捨てると引き換えに、何物にも代えがたい大きな自信を手に入れることができます。
あくまで自己満足の世界ですが、「自分って案外スゴイ」感に満たされます。
3. それまでと別人級にバイタリティが上がる
泳げない人がわざわざ海に行き潜るということは、その人が感じる「生命の危機」、恐怖だと感じることを自分で乗り越えたことになります。
それは精神力のベースアップとなり、小さなことが気にならなくなり、日常や仕事のあらゆることで行動力がムダな程に増します。
いかがでしたでしょうか(←ありがち)
週末は、みんなで海とぷGO!
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