旅ログ

【北海道・積丹ダイビング】一人旅の厳しさを思い知る。その1

自称ダイバーになってから、早2年とちょっと。

周りのどのダイバーも、伊豆のどこそこの海が、沖縄の海が、とはいうけれど、誰一人として北海道の海が~、とは口にしない。

まるで北海道に、海なんてないかのように。

北海道ってダイビングできるの?
潜って、生きて帰ってこれるの?
 
 

おそらく東京近辺のダイバーの大半が、そんな認識なのかもしれない。
北海道出身の私ですら、そうだったのだから。

しかし調べていくと、道内では「積丹ブルー」と言われ、北海道らしからぬ?海の青さがとても美しい積丹(シャコタン)がダイビングスポットとしては有名らしい。

※ちなみに、車高が低い車­=シャコタン(「車高短」が由来)とは、全然関係ないです(笑)



レベルはさておき、ダイビングにハマっている、というのを自称しておきながら、出身地の北海道の海を知らないなんて、そんなことは決してあってはならないのだ。

大罪といってもいいくらいだ。


というのはただの建前で、相方が(私を置いて)沖縄に旅立った直後だったので、テメーが南なら私は北だ、という、いい歳をしたオトナの見苦しい反抗心が、今回の旅のキッカケだった。

好きなことを目の前にすると、本当に人って変わるものだなぁって思う。

一人で旅行の予定を組むのが大嫌いだったはずなのに、いつの間にやらサクサクと計画できるようになっている自分に驚いた。

仕事終わりの時間帯に、ピタリと無駄のない時間でフライトを当て込む。

それはもう「帰省」とは名ばかりの、「たった1日ダイビングをする」ためだけの、旅の計画だった。

当日。絶対に外せない会議の後に定時を迎える。
ついに、旅立ちの時が来た。

会社の人からの余計な詮索を避けるために、倉庫に隠しておいたキャリーケースを、ガラガラと音をたてないように、そっと抱えて会社を出た。

予定到着時間通りに、空港へ到着した。
都内の移動では必ずご指導いただくGoogle先生のナビゲーションの精巧さに、改めて感謝する。

空港での食事の時間が取れないことがわかっていたので、機内食の予約を入れて準備は完璧だった。

東京のクラフトビールをソファでゆったりと堪能しながら、私を待っているであろう遠い積丹の海へ、思いを馳せていた。

最後に積丹へ行ったのは、もう20年以上前のことだ。
確か、人生最初の一人旅だった。

当時の北海道の夏では、珍しく暑い日のことだった。

 
片手に大きなソフトクリーム、もう片手にカメラとバッグを抱え、積丹ブルーに囲まれた神威岬を目を細めて眺めていたら、溶けかけのソフトクリームの塊が根元から手の甲に崩壊してきた。
 
私が握りしめているのはコーンだけ、という悲しい状況だった。

両手がふさがっているのとあまりの驚きで、呆然としてしまったその後に、手の甲のカーブに沿って、美味しい部分は地面に落ちてしまった。

一人旅だと、こういう時に誰も助けてくれない、という弊害があることを知った瞬間だった。

ところで、気がついたらとうに飛行機の出発予定時刻は過ぎている。
それなのに、ちっとも機内搭乗のアナウンスがかからない。

まあ、そのうちそのうち。
機内でもう一本ビール飲もうっと♪

ほろ酔い気分で気が大きくなっていた私の耳に、信じられないアナウンスが飛び込んできた。


「20:○○発の新千歳空港行きの○○便は、悪天候の為、欠航となりました」



えっ・・・?

欠航となった便は、その日の最終便だった。そしてここは成田空港。
しかも、振り替えは明後日の便だという。


ふざけんな。
明後日海に潜れなければ、この旅は意味がない。

 
相方がいれば、おそらくこういう時に真っ先に代替案を考えてくれるだろう。
積丹というヤツは、私に「一人旅の厳しさ」というものをとことん知らしめてくれる。

 

私は、どうすればいいの?
Google先生に泣きついた。

 
だが Google先生は、こんな時に限ってビジーな感じでフリーズしてやがる。
さっさと動けよ。緊急事態だっつーのに。


もう、なんだか面倒になってきた。
帰省するの、やめよーかな。ともふと頭をよぎった。

だが。ここで積丹の海を諦めていいのだろうか。
いや、それでいいはずがない。
きっと後悔するに違いない、私。

動きの鈍い Google先生のケツを引っぱたきながら、なんとか明日の羽田からの便と、今日の都内での宿と、移動手段を調べ上げた。

その明日の羽田からの往路の便は、LCCで予約していた今回の往復の飛行機代よりもはるかに高かったが仕方がない。


そうして、次の日、私は無事に北海道へ到着したのだった。(つづく)

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