海で出会う他の方の体験ダイビングを見ていると、わかりやすくこの3系統に分類される。
★パターンA (おめでとう!)
めっちゃ楽しかった~!

★パターンB (ビミョーな顔つき。そこそこ苦戦した感あり)
・・・・

★パターンC (被害者モード)
もう、やだ!もう私のことは、ほっといて!

私は体験ダイビングを経験することなくライセンスを取得したが、もし体験ダイビングをやっていたら、間違いなくパターンCだ。
もう二度とダイビングをするもんか、と頑なに拒んで、今頃こんなブログも書いていないだろう。
思うに、「体験ダイビング、楽しいよ!泳げなくても平気!」というような謳い文句は、あちこちのダイビングショップのHPでみかける。
伊豆有数のダイビングスポットである大瀬崎の手前でよく見る、「コーヒードーデスカ(犬)」と大差ないくらい、軽いノリだ。

「みんなー!気軽においでよ!楽しいよ!ダイビングドーデスカ(犬)!」くらいのフレンドリーなノリで、うっかり行ってみたら、可愛いはずの犬が実は狂暴な野犬で、噛まれたぜ!騙された!みたいな展開になったようなものだ。(私の場合)
※実際の峠の茶屋アザセボラ@コーヒードーデスカ(犬)は、もちろん違います! (·∀·)
◇
だからもう、私みたいな、泳ぐということに人より出遅れている人間は、体験ダイビングなんて生ぬるいことをせずに、いきなりライセンス取得という選択もアリですよ、ということを、ひっそりと、そして声を大にしてお伝えしたい。
なんせライセンス取得のために、安くはないお金を払ってしまっている。
後払いだとしても、途中でリタイアしたって講習代金は返ってこないのだから、なにがなんでもライセンスを取得するしかない、という気概が生まれるからだ。
いやらしいもので、お金が絡むと人は火事場の馬鹿力的な威力が出たりする。
しかもダイビングのライセンスは、数ヵ月もダラダラと勉強するものでないから、飽きる暇もなく終わる。
祭りのように、パッとやって、パッと燃え尽きるのも悪くはない。
OWライセンス取得した時の悪夢
→ 初めてのスキューバダイビング ー その1【泳げないのにいきなりOWライセンス取得へ】

ところで最近は、体験ダイビングで充分だからと、ライセンスを取得しないで体験ダイビングを繰り返すという人達も多いという。
私は、海で稼いでいる関係者でないので、批判を承知で言い分をぶちまけてしまおう。
車の免許と同じで、ダイビングのライセンスを取得するということは、ある程度の労力とその後の責任が発生する。
私はダメダイバーだからこそ、このライセンスの重みを重々感じている。
体験ダイビングでダイビングをしている気になっていても、それは実は全然ダイビングとは別物だ。
それでずっと満足できるのなら、恐らくだけど思考が、いや、ぶっちゃけ人生全般が水深12mの遠浅続きなんだろう。
もちろん、その選択は個人の自由であるけれど。
体験ダイビングだけで、小さな好奇心は満たされるのかもしれない。
だからこそ、言いたい。
海にお邪魔させていただくマナーと注意を学ぶ、という大事な段階を軽く扱わなかった全てのダイビングのライセンサーに、改めて敬意を表したいと思う。
【ライセンスの種類でみる、潜ることが可能な水深の目安】
★体験ダイビング 水深12mまで
★オープンウォーター(OW) 水深18m位まで
★アドバンスオープンウォーター(AOW) 水深40m位まで
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